ログハウスのメリット

ログハウスのメリット ログハウスは建物を作るときの一つの方法で、木材を積み重ねることによって壁を作り上げていく構造の建物を指します。丸太を用いて作るというイメージもあるかもしれませんが、角材に製材したものを用いて組み上げる方法も広く行われています。日本では一般住宅としてはあまり利用される傾向にはありませんが、さまざまなメリットがある建物の作り方です。
ログハウスのメリットは、耐震性の高さで柱を立てて組み上げるのではなく分厚い木の壁によって空間が確保されるので、揺れに対して強くまた木材同士は強く結合されないため揺れを吸収する点です。壁の厚みは同時に外界との音や温度差を遮るので、うまく作られたログハウスであれば気密性の高い空間を作ることができます。一方で気密性が高いと言っても木で構成されているので自然の調湿能力に優れますし、壁を作る時にシックハウスを起こす材料を可能な限り使わないため、健康的な暮らしをおくることができるものです。

ログハウスを建てる上で、デメリットとは何か

ログハウスを建てる上で、デメリットとは何か ログハウスをこれから建てようと検討している人は、デメリットもあるという事を知っておきましょう。ではどういうものがあるのかというと、まず建てた場合セトリングが起こるという点です。セトリングとはログ本体の重みによって、壁が下がるという現象の事です。
少しずつ年月が経つにつれてログ材の乾燥が進んでいき、収縮していきます。その結果壁が下がってしまいます。ただこうした現象は建ててから3年も経てば落ち着くので、それほど心配する必要はありません。
また定期的なメンテナンスが必要という点もあります。ログハウスの大半は無垢の木で出来ている為、特に外壁は雨や風、紫外線による日焼けからの耐久性を高める為に塗装メンテナンスをする必要があります。
他にも木が割れたり反り返ったりするというのもデメリットです。無垢材はしっかりと乾燥させてはいますが、それでも割れたり反れたり縮んだりしますので、こういう事が起きるという事は事前に知っておいた方が良いです。
それから雨漏りする事も多いという点も忘れてはいけません。
しかも天井から落ちて来るだけでなく、ログ同士が交差している個所から浸みだしてくる事もあります。
その為外部からコーキング等をして雨漏りを防ぐ等すると良いです。